麻麹(麻塩麹)

麻麹(麻塩麹)

麻麹(麻塩麹)については、改めて詳しくお伝えしたいと思いますが、当方のレシピを紹介させていただきます。

比較的サラッとした通常の塩麹のタイプと、麻の実割合を限界まで増やした濃厚タイプとあります。ざっくりですが、料理には前者、お菓子(料理ではソースやスープなど)は後者を使っています。

まずは「通常タイプ」がオススメです。麻の実が少ないようですが、麻の実パウダー15gで利尻昆布 約71g分の旨味成分を有していて、充分すぎる旨味があります。

45g量の利尻昆布

麹の力で、麻の実パウダーの半分をしめるタンパク質が分解され健康効果が増生されるだけでなく、大量の旨味成分(遊離グルタミン酸)が増幅され、まさに旨味調味料さながらです。


<材料・作り方>

低温調理器とジップ袋を用いたつくり方になります。

※低温調理器・ヨーグルトメーカーをお使いください。(炊飯器等を用いた方法もあるようですが、温度が安定しないのでオススメしておりません。)

1.ジップ袋に米麹と塩を入れます。封をして、袋を振り両者を馴染ませます。

チャック袋の縁は折り返すと自立して便利です。

2.水を加えます。同じく封をして、馴染ませるよう、よく混ぜ合わせます。揉み込む という表現の方が適切かもしれません。

3.最後に麻の実パウダーを加えます。全体がよく馴染んだら、できるかぎり空気を入れないようにして封をします。

 

#上記写真は濃厚タイプです。限界まで麻の実パウダー割合を増やしているので、もはや味噌っぽくなっています。通常タイプは、まださらっとしていますのでご安心ください。

4.低温調理器に投入。58度で8時間ほど発酵させます。

5.ヨーグルトメーカーやホットクックを用いる方は、途中、2~3回かきまぜた方がよいと思います(鍋肌と中央部では温度差がでることが多いため)。なお、当方では、大きめのパスタ鍋を用いて、また、なるべくジップ袋で平べったくしておくことで、温度の安定を図っているため途中かき混ぜてはいません。)

低温調理で使う鍋は”パスタ鍋”が合いますす。二重の網構造になっているため、温度が安定しています。

 

参考に、以下の材料(マルクラ純正食品 国産有機 白米こうじ)を用いています。

できあがったら、フードプロセッサー等でペースト状にすると、より便利です。

できあがった”通常タイプ”。

絞り袋(なければ、端っこを切ったジップ袋)に入れると、もっと便利です(雑菌の混入も防げ、長持ちします。)。日頃の料理にドシドシ使いましょう。

こちらは”濃厚タイプ”

 

<料理での使用量>

料理の使い方としては 約10g = 塩分濃度 1つまみ相当 を基準にするのが分かりやすいと思います。通常タイプの塩分濃度が約12%(厳格には 約11.7%)ですので、10gの麻麹で 1.16g = 塩ひとつまみ相当 になります。

なお、塩分が気になる方で、レシピの塩分濃度を減らすのはお避けください。保存の関係で、塩分濃度は10%以上にしておく方が安全です。

塩分気になる方は逆に麻麹の使用量を減らしてください。少なくしても、旨味が豊富ゆえ、麻こうじの使用量を減らしたとしても、しっかりとした美味しさがあります。(結果的に減塩になります。)

(初版 2025/3/8 改訂 2025/3/11)

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