麻の実ナッツが含む多量の旨味成分(三大旨味のひとつ・グルタミン酸)。その量は昆布の2~6倍になります。昆布を水に浸すと旨味が出る(出汁がとれる)ように、麻の実も水につけると旨味成分がにじみ出てきます。

「麻の実ピクルス」は、そのことを実感するためのレシピと思っています。
用意するのは、家庭に一般的にありそうな以下の食材。
・麻の実ナッツ
・唐辛子
・塩
・黒胡椒
・ローレル
・干し椎茸 (あれば)
これをお茶パックに入れて「麻の実ピクルス・シーズニング」をつくります。これだけの材料なのに、普通の廉価品のお酢(米酢)を用いても、美味しいピクルスができあがります。

一番の決め手は、麻の実ナッツ 15g が有する旨味。利尻昆布ならば 約45gのグルタミン酸量に相当します。

利尻昆布 45g入りパック
漬けおわった麻の実ナッツは、酢の漂白効果もあって、真っ白になります。旨味が出てしまった「麻の実の出汁殻」となり、もはや味はしませんが、食べれないことありません。よろしければ一度お試しください。

<材料>
ピクルス・シーズニング(野菜 約300g分)
・麻の実ナッツ 15g
・唐辛子 1本 (ヘタは取って割る)
・塩 2g
・黒胡椒 2g
・ローレル 1枚
・干し椎茸 (あれば)
(仕込み方)野菜300g ほどに対して 以下量を用意します。
・酢 100g
・水 50g
・きび砂糖 30g

麻の実ピクルス・シーズニング(一般タイプ)
野菜は、基本何でもいいですが、「セロリ」は是非ご用意ください。麻の実ナッツととっても相性がよい気がします。その他、人気高いのは “エリンギ” と “きゅうり” ですが、手元の余り野菜でどうぞ。
※もちろんのこと、美味しいお酢(=静置発酵のお酢がオススメ)、白ワインビネガー、りんご酢などと酢を変えたら、もっと美味しいです。その他、クォーターペッパー、オールスパイス、クローブ、グリーンコリアンダーなどお好みのスパイスを少し入れるとより本格的になります。干し椎茸の代わりにドライトマトを使うのもgoodです(ちなみに干し椎茸とドライトマトは、三大旨味のひとつ・グアニル酸を多く含んでいる食材で、より料理が美味しくなります。)

麻の実ピクルス・シーズニンズ(こだわり版)

静置発酵のお酢がおすすめ(写真は 富士酢プレミアム です)
<作り方>
1.スパイスはお茶袋に入れておく。
2.漬け込む野菜は1-2分 軽く茹でて(殺菌も兼ねます)、ザルにあげておきます。
3.小鍋に酢、水、きび砂糖を入れて、極弱火で5-10分加熱する。弱火でじっくり加熱することで、初期段階として出汁をとっていきます。鍋肌がプクプクしだしたら(大体80℃くらいになっています)火を止めます。

4.ジップ袋に2. 3. を加えます。シーズニング袋は底面に付くように位置を整えます(出汁がしっかりでるように、袋全体を液体中にいれこんでおきたいためです)。そして、空気抜いて30分ほど常温で放置します。ゆっくり温度を下げていくことで、さらに食材と馴染ませていきます。

5.常温になったら、冷蔵庫で保管します。なるべく24時間くらい経ってから食べ始めるとよいと思います。日持ちは、液体に浸けたままで1週間は余裕です。
