麻の実(ヘンプシード)実践講座

麻の実(ヘンプシード)実践講座ですが、今回、以下のような進行で進めさせていただきます。召し上がっていただく麻の実食品のボリュームは変わりません。より料理主体に、まず多様な麻の実食品を味わっていただき、その後、麻の実のことをお伝えさせていただきます。

<改訂タイトル>

『巡る麻の食卓 ― 麻の実ガストロノミー体験講座』


麻の実(ヘンプシード)を使った体験講座、
これまでより、少しだけ進み方を変えてみることにしました。

わたしたちが目指しているのは、
ただの料理教室でも、知識の詰めこみでもなく、
「味わいながら、ひらいていく」ような体験。

まずは食べてみる。
香りや舌ざわり、旨味の奥行きを感じる。
そしてそのあと、
「なぜこの味になるんだろう?」を、
素材や組み合わせの背景から、ゆっくり紐解いていく。

今回の講座は、
そんな順序で、「麻の実ガストロノミーの“旅の入口”」を体験していただく内容です

私たちが提案している「八皿の旅」を下敷きに、
麻の実パン、ヘンプミルク、麻発酵調味料、焼き物、香味素材などを味わいながら、
少しずつ、麻の実という素材の奥行きに触れていきたいと思います。

✔ 3.5時間・少人数制の実践型
✔ 毎回内容は共通です。
✔ 食べることが、学びの入口になります

香りを、味を、食感を、まず体で受け止めてみてください。
そのあとに生まれる「気づき」こそが、
わたしたちの台所に新しい風を吹き込んでくれるはずです

<お品書き(予定)> 

※内容を変更する場合がございます。予めご容赦ください。

※画像クリックで拡大表示されます。

※各メニューの一部は、Instagramにて紹介しております。
https://www.instagram.com/asanomi.life/

 

<開催日程>

・5月24日(土) 10:30~14:00 
・5月25日(日) 17:00~20:30
・5月26日(月) 10:30~14:00

開催場所は、東京・市ヶ谷。

 


↓は、従来までの開催内容です。構成は変わりますが、それぞれの内容には触れてまいります。


麻の実(ヘンプシード)実践講座 ーーーたべものと、いのちの循環を感じる時間

かつて、日本でも当たり前に育てられていた「麻」。 その小さな実のなかには、自然が私たちにくれた、たくさんの恵みがつまっています。

この講座では、麻の実を「知る・食べる・つくる」ことを通して、からだにやさしく、地球にもやさしい食のかたちを、五感で味わいながら体験します。

講座は、日々の生活のなかに「ちょっとした気づき」や「ほんのりとしたやさしさ」を灯すような時間になることを目指しています。

初心者の方も、お料理好きの方も、食の仕事に携わる方も大歓迎。 まずは「体験」から、はじめてみませんか?

『 麻の実から、いのちと暮らしの循環へ。』

あなたの感性と、手と、舌で味わう時間をご一緒できることを楽しみにしています。

◆内容

以下のような内容を予定しております。ただし、よりよい内容を目指して日々改訂中です。実際の開催においては、予告なく変更する場合がございますことを、予めご容赦ください。

1.はじめに

・麻の種類[⇒参考

2.麻福(ASAFUKU CAFE)概要紹介

3.麻の実概要

・日本人が食してきた食材

・麻の実は脅威の成長力・自生力をもつ麻の種子[⇒参考

・種子採取用の麻茎(おがら)

繊維採取用と種子採取用のおがらの実物に触って麻を実感します。

・スーパーフード=麻の実

4.麻の実を食べてみる。

A.麻の実  果実全体(ホール)

未加工の麻の実を実際に食べます。軽く炒るだけでも素朴な美味しさがあることを体験します。合わせて、日本の麻の実を用いた郷土料理を紹介します。

B.麻の実オイル(ヘンプシードオイル)

そのままの麻の実オイルを味わいます。麻の実パン(麻麹カンパーニュ)と合わせたときの美味しさもご体験ください。栄養価の特徴とともに、料理・調味料への「ちょい足し」事例を紹介いたします。また食卓で簡単につくれる「麻マヨネーズ」をつくります。

C.麻の実パウダー(ヘンププロテインパウダー)

そのままの麻の実パウダーを味わうとともに、シェーカーを使った「プロテインドリンク」をつくります。栄養素の特徴紹介では、麻の実と合わせて摂取が推奨される水溶性食物繊維についても説明します。さらに、米粉フィナンシェ、米粉ベーグルについて、麻の実を入れたとき/入れなかったときの味の比較(同材料・同条件で製造)を行います。

D.麻の実ナッツ(ヘンプシードナッツ)

そのままの麻の実ナッツを味わうとともに、栄養素の特徴をお伝えします。ミキサーを用いた「ヘンプミルク」を、その場でつくり、試飲します。水と麻の実ナッツのシンプルなヘンプミルクに麻の実パウダー、ココアパウダー、麻の実オイルをそれぞれ添加し、味の変化を感じるとともに、段階的に味わい深くなることをご体験ください。

さらに、ミニすり鉢を用いた、卓上で「ヘンプバター」をつくります。すりたてのフレッシュなヘンプバターと麻の実パンは絶妙な美味しさです。

また、料理に合わせるコツとして、セラミックごますり器ですった麻の実ナッツの食感を体験いただくとともに、麻のおがらで燻製した香ばしい麻の実ナッツも味わいます。

5.麻の実の「旨味」

・「三大旨味」と相乗効果/麻の実は旨味成分が豊富/グルタミン酸の含有量

麻の実の特筆たる特徴は、そのスーパーフードと評される「栄養素」だけでなく、「美味しさ」にあります。特に、麻の実は、三大旨味のひとつグルタミン酸を豊富に有している食品です。その量は、日高昆布の約6倍(麻の実パウダーの場合)。

日々の料理を美味しくつくる上で欠かすことができない「旨味の組み合わせ」の法則をおさらいしつつ、麻の実が有する旨味の活用法を探っていきます。

・自家製サルシッチャ/麻の実ピクルス/クラフトコーラ/KOMEKO KANURE

手作りサルシッチャ(ソーセージ)について、麻の実を入れたもの/入れなかったときの味の比較(同材料・同条件で製造)をします。肉・魚の旨味(イノシン酸)に麻の実グルタミン酸が加わったときの美味しさをご体験ください。(ほぼ全てのご体験者は驚かれます。)

その他、「出汁(だし)」という観点で、麻の実の旨味を引き出すことを考えます。麻の実ナッツの旨味で仕込むピクルス、また、同じく麻の実パウダーによる旨味を活かしたクラフトコーラとKOMEKO KANUREもお味見ください。

6.麻の実食品を食べる

休憩(軽食)を兼ねて「麻の実ピッツァ」を味わっていただきます。国産小麦(キタノカオリ、スペルト小麦のミックス)に麻の実パウダーを混ぜ込んだオリジナル生地は香ばしく大変ご好評いただいております。

7.麻の実をもう少し知る

・麹菌×麻の実たんぱく質、麻麹(麻塩麹)

麻の実が有する豊富な「たんぱく質&旨味」を更に活かすための方法として「麹」と組み合わせる可能性を紹介いたします。麻麹そのものの試食(もちろん、麻の実を入れたもの/入れなかったときの味の比較あり)とともに、すでに当社で商品化している麻麹スイーツを味わいます。

・メイラード反応、メライノジン(褐色物質)

たんぱく質と糖分が高温を介して結びつくことで褐色になる現象をメイラード反応と呼び、様々な美味しさにつながります。たんぱく質を豊富に含む麻の実は、メイラード反応を生じやすく、その褐色物質による健康効果も期待されています。

メイラード反応物質(メライノジン)である「シリアルバー」を食べながら、麻の実入り褐色物質がもつ可能性を考えます。

・麻炭パウダー(食用)

食用の微粉末麻炭(国産)を紹介し、麻炭入りスイーツを体験します。

・「スプラウト(新芽)」、「根」の可能性

昨年からの法律改正により、実現可能性が高くなっている「スプラウト」と「根」がもつ可能性を紹介します。

・動物・魚への飼料活用

高騰する大豆やトウモロコシの代替品として高く注目される動物等への飼料(えさ)としての麻の実を紹介します。

Ⅸ.サスティナブルな植物=麻(ヘンプ)

・地球環境を良くする麻栽培

麻の栽培は、土壌改良効果があったり、輪作による農作物も美味しいものができる等、地球環境を向上させる効果があります。そういった麻のサスティナブルな側面について概要紹介いたします。

・「食」から拡げる麻

農作物の栽培にも麻は活かせます(飼料、敷料、小屋、肥料、農業資材など)。また、キッチンアイテムやテーブルアイテムとして天然の機能性を多々有する麻の布も活用できます。「麻」の多様な可能性を活かした「食」から始まる麻のライフスタイル(持続可能な麻の社会)を考えます。


【3/12追記】内容の詳細について、5回に分けて説明いたしております。よろしければ、こちらもご一読ください。

1.麻の実の美味しさ体験

2.料理を美味しくする麻

3.高い健康効果

4.麻の実の潜在力

5.食から考える麻の循環社会


◆開催時間

約3時間半を予定しております。 

ただし、トータル2時間半ほどの時間で収まるように段階的に短縮していきたいと考えています。削る分は、別に別テーマにして展開できればと思います。

長丁場になりますが、初期は内容的にもボリュームがあります。興味ある方にはお早めのご参加がオトクです。

◆直近の開催予定日【定員9名】

・開催予定日

・5月24日(土) 10:30~14:00 
・5月25日(日) 17:00~20:30
・5月26日(月) 10:30~14:00

開催場所は、東京・市ヶ谷。

・参加費

初期特別価格 5,000円 
※通常価格は 1万円を予定しております。

◆申し込み方法

参加のお申し込みは seminar@asafuku.jp、0596-64-8111 まで、ご連絡ください。

◆会場について

三重県伊勢市・伊勢本社と東京・市ヶ谷 にて開催予定です。

[伊勢・麻福本社]

[東京・市ヶ谷]

東京メトロ(有楽町線・南北線)市ヶ谷駅 5番出口を出てすぐです。(詳しくは、ご参加者に案内させていただきます)

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